プロローグ
人は山に挑むことを止められない。「白きたおやかな峰」に魅せられた人たちが多くの言葉、モノ、コト、技術を残してきた。山はいつだってそこにあるというのに、今日もボクらは登りたがっている。
山服 やまふく
山は高いと危険か。低い山だって魔の山に変わる。今日は山に登るにはいい日か。それは山に登るために正しい装備か。山はいつだって山ほどの疑問、質問を投げかけてきます。そこから人は多くを学んできました。義務や任務ではない山登りを始めたところから山は楽しむ場所になりました。山のすそ野はアウトドアと地続きです。山と真剣に向き会うことで生まれ、山を心底楽しむためにつくられた装備とは何か。日常の時間と空間にある意味近いところにあるそうした装備やギアをまとめて「山服」としてアーカイブすることを目指した一冊です。
◆総ページ数 : 352
◆体 裁 : A4 変形 284×210mm
あじろ綴じ/4 Full Color+B&W