【特集】アヴロ・ヴァルカン
ヴァリアント、ヴィクターとともにイギリスの核爆弾運搬手段として開発されたヴァルカン。それぞれの名称の頭文字をとって「3Vボマー」と呼ばれたこれら3機のなかでも、ヴァルカンは開発にあたって当時もっとも先進的な設計手法であったデルタ翼を採り入れており、完成機は世界中のどの爆撃機よりも異彩を放っていました。当初想定していた高高度侵攻から、地対空兵器の発達によって低空侵攻に戦術を転換されるも、本機はデルタ翼による抜群の飛行安定性により、3Vボマーのなかでもっとも長く爆撃機として現役にとどまります。そして最初にして最後の実戦、フォークランド紛争に投入され、その超長距離爆撃作戦は世界中から注目されました。こうした本機の開発と活躍を本号では詳細な記事とイギリス本国から提供された多数の写真で徹底解説。さらに元乗組員との対談録なども追加して本機の魅力を紹介しています。
特集 アヴロ・ヴァルカン
発売日:2019.3.30
ISBN978-4-89319-285-1
カラー24ページ モノクロ88ページ 全112ページ