【特集】艦上偵察機「彩雲」(No.108増補版)
追いすがる敵機を引き離し「ワレニオイツクグラマンナシ」(諸説あり)と発した有名な電文で知られる「彩雲」。本エピソードが物語るとおり「彩雲」は2,000馬力級の「誉」エンジンをスマートな胴体に装備し、日本海軍実用機のなかで随一の高速性能を発揮しました。その「彩雲」を特集したNo.108の発行から早や17年が経過。その間、残されていた本機の部位が確認されたりする話題があり、さらに近年「彩雲」に関して何よりも大きく注目されたトピックがありました。それが旧トラック諸島春島で回収され、七十数年ぶりに帰国を果たし、河口湖自動車博物館・飛行舘にて、現在復元作業中の機体です。そこで本号では、No.108にそれらの詳しい記事を追加して、増補版として構成しました。現存する「彩雲」の最新情報をアップデートするための最適な資料となっております。
〈主な内容〉
(1)渡部利久氏によるカラー塗装図と折り込み画
(2)数少ない現存カラー写真を巻頭ページで掲載
(3)本機の開発経緯と発達計画などを詳しく解説
(4)設計者の回想や過給機搭載計画の解説を追加
(5)本邦随一の掲載点数を誇るモノクロ写真解説
(6)運用部隊総覧とパイロットインプレッション
(7)取扱説明書をもとに描いた圧巻の細部解剖図
■商品情報
カラー24ページ、モノクロ104ページ 全128ページ
発売日:2022.3.30
ISBN978-4-89319-337-7