全都道府県136軒の鍛冶職人をめぐった集大成
文:かくまつとむ 写真:大橋弘
鍛冶屋はあらゆる工業の原点である。赤く熱せられた鉄の塊を鍛冶屋が鎚を見事にさばき、みるみるうちに鋭利な刃物や力強い土工具に姿を変えてゆく。かつては、日本の生活の根底を支え2、3の集落に必ず1軒は存在したが、現在は後継者もほとんどなく激減し続けている。そんな野鍛冶と彼らの作る鉄の道具に魅了され、10年以上の歳月をかけ、北は北海道から南は沖縄まで全国136軒を訪ね歩いた集大成がついに完成!
鍛冶職人・作品の紹介はもとより、特徴的な製法、工程に関しては詳細に紹介するほか、鍛冶道具カタログ、鍛冶用語辞典などの資料も収録した完全保存版です。